平凡な主婦Aの視点で芸能界ニュースを取り上げてみます。
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加護亜依に独立を勧め自殺未遂にまで追い込んだ恐喝男・安藤陽彦容疑者の素性
12歳でモーニング娘。に入り、16歳で卒業、18歳の時に喫煙で無期限謹慎、20歳で自殺未遂を告白、芸能界に復帰したものの、
ドタキャンを連発したうえに独立騒動を引き起こし、その仕掛け人だった同棲中の安藤陽彦容疑者が恐喝未遂で逮捕され、衝動的に自殺未遂を図った---。
23歳にして芸能界の泥にまみれてしまった加護亜依に、「ミニモ二時代」の可憐さはなく、疲れ切った表情は、人生に意味を見失った中年女のようである。
そう導いたのは、レストランなど飲食店運営の会社を経営する安藤陽彦容疑者。
芸能界に10年、もう子供ではないとはいえ、逆にいえば、一般社会の常識を知らないまま大人になったタレントをダメにした44歳の中年男である安藤容疑者の罪は重い。
安藤陽彦とは何者か。
逮捕容疑は、富山県の会社役員に店舗経営などの出資をもちかけ2000万円を借りたものの、期限が来ても返さず、「山口組弘道会傘下の組長と懇意にしている」などといって脅し、借金を踏み倒そうとしたもの。
そこから浮かぶのは、「暴力団ルートを持つ強面」だが、安藤容疑者の知人は、
「そんな強さは微塵もない」と、笑う。
「小太りで、印象は食べ物番組に良く出てくる彦麿呂。
ただ、口は抜群に達者で、人をたぶらかす天才です。
弘道会の名は出したのかも知れませんが、それで安藤に恐喝されたと思う人間はいませんよ」
警察庁は、昨年来、「弘道会壊滅作戦」を全国の警察に指示しており、その"網"に引っかかったというのが正直なところだろう。
本当は詐欺事件が適当なのかもしれないが、恐喝未遂の方が立件しやすく、弘道会狙いの捜査もできるという警察の計算である。
安藤容疑者は、その口八丁手八丁ぶりで、そうそうたる人脈を各界に築いていた。
IT系ベンチャーのオーナー社長が、その"手口"を説明する。
「人に取り入るのが本当にうまい。相手の要望を聞き、満たそうと努力、それは本物なので気を許してカネを出す。
投資先は、おおむねレストラン、高級カラオケ、会員制バーなどの飲食店です。
オーナー経営者として成功すれば、誰しも『自分の店』は持ちたいもの。
安藤はその夢を満たす。
それはいいのですが、まったく儲からない。
赤字だらけで撤退。
投資したカネはパー。
そんな"被害"を受けた経営者はヤマほどいます」
労働者派遣で一世を風靡した上場企業経営者、投資ファンドで名を成した金融マン、ITベンチャーの社長…。
そうした経営者たちが、安藤容疑者の"口車"に乗って投資、安藤容疑者は「貸したら返さん」の精神で使い切り、回収不能資金となってしまう。
集めたカネは自分のものと錯覚する安藤容疑者は、カネは気前よく使う。
麻布、六本木などに「話題店」をオープンすることが多いから、客には芸能人も多い。
安藤容疑者が芸能人好きということもあって、巧みに接客、そのマメさがタレントの共感を呼び、華原朋美とは5年間も同棲。
華原と別れた後、自分が経営する江の島の「海の家」で知り合った加護と付き合うようになった。
加護が自殺未遂を二回、
華原も情緒不安定で何度も薬物でフラフラになったところを保護されたことがある。
そんなことから「安藤はクスリを使っているんじゃないか」という噂も立ったが、10年来のつきあいの芸能関係者は、「非合法ではない」という。
「不安神経症とでもいうのか、安藤はひとりでじっとしていられないタイプ。精神安定剤を常用。その分、神経の細い華原や加護のことがよくわかり、仲がよくなった。
薬は処方箋で出してもらえる種類のもので、だから安藤も加護も尿検査を受けたが陰性だった」
芸能人の集まる飲食店を経営、それが麻布、六本木の「夜の繁華街」なので、暴力団とのつながりも出てくる。
みかじめ料の要求もあるだろう。安藤容疑者は、それに対抗するのではなく、身を添わせるタイプ。
弘道会のなかでも東京への"切り込み隊長"となった小松組の組長とは、それなりの人間関係を構築していたという。
一方で、安藤容疑者は「芸能界のドン」といわれる芸能プロダクション社長の息子と仲が良く、加護の独立は、この「ドンのジュニア」の仲介だったという。
また、安藤容疑者はタレントの小倉優子とも親しいのだが、小倉の独立騒動にも、「ドンのジュニア」とともに絡んでいた。
飲食店運営会社の代表として、それなりに知名度があり、人脈も広いのだが、経営のプロではなく、オーナー経営者、芸能界、暴力団のトライアングルに生息する
「取り持ち役」といえようか。
借金の踏み倒しは多いのに、これまで"無事"でいられたのは、出資者への女優・タレントの紹介、暴力団利用も含む困った時のトラブルシューターを務めていたからだろう。
それに、どこか憎めないという性格がある。
そんな遊び人の"命運"が尽きたのは、第一に警察が目の敵にする弘道会の名前を出したこと、
第二に暴力団排除条例の10月1日からの施行を前に、警視庁は「芸能界のドン」を追い詰めようとしており、安藤容疑者と親しい「ドンのジュニア」は、その突破口になる、と踏んでいるからである。
いずれにしても安藤容疑者は、「借金踏み倒し癖」のある遊び人。
再出発を賭けるに値しない人物であり、加護がダメさの共振で安藤容疑者を選んだのであれば、自分自身の失敗というしかない。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110915-00000001-gendaibiz-soci
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