平凡な主婦Aの視点で芸能界ニュースを取り上げてみます。
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10年に日本デビューした新人歌手のCDセールスは1位が
KARA
の49.3万枚(売上げ13億円)、
2位は少女時代の38万枚(売上げ8億8000万円)――。
少女時代、KARAに代表されるK-POPアイドルの日本での人気の過熱ぶりはいまさら説明するまでもないが、従来の日本のアイドルグループと比べて決定的に違うところがある。
そう、それはという点だ。「ファン層が10代前半から20代の若い女子ばかり」
最近こそ男性のファンも増えてはきているが、ライブ会場の客層を見る限り、男女比は1対9といったところ。
その理由について、K-POP事情に詳しいフリーライターの小野田衛氏は次のように語る。
「 “女のコが憧れる女のコ枠”が日本国内で空席になっていたという事実があります。
浜崎あゆみは同世代のカリスマと呼ぶには年を取り過ぎてしまったし、
AKB48は女性ファンもだいぶ増えてきたとはいえ、基本的には男性に向けたアイドルグループ。
90年代後半のSPEEDのように、女子中高生がファッションやライフスタイルまで真似したくなるスターが日本では不在だったのです」
「そもそも初期の日本でのプロモーション活動のほとんどが、女性ファッション誌を中心としたもの」だったというから、ファン層の男女比の乖離現象もうなずけるが、一つ疑問が残る。
本国の韓国における少女時代、KARAの支持層は、日本のアイドルグループ同様、アイドルファンの男性がほとんど。
男女比は日本とは真逆の9:1。単純に、アイドルファンの男は日本と韓国で好みの女のタイプが違うってことなのか?
「俗にアイドルファンと言われる男性のファン活動に日韓の差はほとんどありません。観客が一体となったライブ会場での応援コール、ネット上を中心としたファン交流と情報交換を頻繁に行い、消費の割合も酷似しています」
それではなぜ、日本のアイドルファンはK-POPアイドルに振り向かないのか?
AKB48に代表される日本のアイドルとK-POPアイドル。
記者の独断と偏見で両者の見た目を単純に比較すると以下のように対比できる。
●日本:子供っぽい、背が低い、可愛い系の顔立ち
●韓国:大人っぽい、背が高い、美人系
「スパルタ式の練習によって仕上げられたK-POPアイドルのダンス、歌唱力の高さに比べると、日本のアイドルは練習生レベルにも満たないコが多いのです……が、
彼女たちは別にアスリートではないし、アイドルとしての魅力はオリンピックの競技のように単純に点数で評価できるものでもありません。
高校野球と大リーグの違いと同じで、単純にプレーのレベルは大リーグのほうが上かもしれませんが、高校野球には高校野球ならではの感動があるというロジックと一緒ですよ。
まあそこらへんが、日本のアイドルファンが、K-POPアイドルに同じようにのめり込めない理由だともいえます」
日本のアイドルはファンのニーズに合わせて進化していった。
AKB48の総選挙やじゃんけんでセンターを決めるといったプロレス的な仕掛けは、世界でも類を見ない独特のシステムだ。
こんなことができるほど、日本はアイドル文化が成熟しているといっていい。
ファンそれぞれの感情移入のベクトルが異なり、「点数付けのできない部分にこそ、語るべき魅力&ファンタジーがある」といった多面性を見せている。
「そしてもう一つ。日本のアイドルファンのニーズとして近年もっとも重要視されつつも、K-POPアイドルに欠けている要素といえば“親近感”でしょう。
これは単純に『国籍も言葉も違うから』といった話ではありません」
昔の『ザ・ベストテン』のようにランキング制を導入することが多い韓国の歌番組では、その週の1位を発表する場面が番組の目玉であり、特にガールズグループが初めて1位を取ったときなど、メンバーが感極まってボロボロ泣き崩れるシーンがなかばお約束になっているという。
「驚くべきはそのときのメンバーの言葉です。
『お世話になった○○会長、○○常務、歌唱指導の○○先生、ダンス教師の○○先生、マネージャーの○○さん……』と、
あらかじめ暗記しているかのごとく、スタッフへの感謝の言葉を述べるのです(笑)。
これが日本のアイドルだったら、まずファンへの感謝ありきでしょう」
超人的なパフォーマンスを誇る女性アスリートに感情移入できる一般男性などいない。
どうやらこの“親近感の薄さ”が日本のアイドルファンがK-POPにハマらない最大の理由といえそうだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/5845559/
KARA
の49.3万枚(売上げ13億円)、
2位は少女時代の38万枚(売上げ8億8000万円)――。
少女時代、KARAに代表されるK-POPアイドルの日本での人気の過熱ぶりはいまさら説明するまでもないが、従来の日本のアイドルグループと比べて決定的に違うところがある。
そう、それはという点だ。「ファン層が10代前半から20代の若い女子ばかり」
最近こそ男性のファンも増えてはきているが、ライブ会場の客層を見る限り、男女比は1対9といったところ。
その理由について、K-POP事情に詳しいフリーライターの小野田衛氏は次のように語る。
「 “女のコが憧れる女のコ枠”が日本国内で空席になっていたという事実があります。
浜崎あゆみは同世代のカリスマと呼ぶには年を取り過ぎてしまったし、
AKB48は女性ファンもだいぶ増えてきたとはいえ、基本的には男性に向けたアイドルグループ。
90年代後半のSPEEDのように、女子中高生がファッションやライフスタイルまで真似したくなるスターが日本では不在だったのです」
「そもそも初期の日本でのプロモーション活動のほとんどが、女性ファッション誌を中心としたもの」だったというから、ファン層の男女比の乖離現象もうなずけるが、一つ疑問が残る。
本国の韓国における少女時代、KARAの支持層は、日本のアイドルグループ同様、アイドルファンの男性がほとんど。
男女比は日本とは真逆の9:1。単純に、アイドルファンの男は日本と韓国で好みの女のタイプが違うってことなのか?
「俗にアイドルファンと言われる男性のファン活動に日韓の差はほとんどありません。観客が一体となったライブ会場での応援コール、ネット上を中心としたファン交流と情報交換を頻繁に行い、消費の割合も酷似しています」
それではなぜ、日本のアイドルファンはK-POPアイドルに振り向かないのか?
AKB48に代表される日本のアイドルとK-POPアイドル。
記者の独断と偏見で両者の見た目を単純に比較すると以下のように対比できる。
●日本:子供っぽい、背が低い、可愛い系の顔立ち
●韓国:大人っぽい、背が高い、美人系
「スパルタ式の練習によって仕上げられたK-POPアイドルのダンス、歌唱力の高さに比べると、日本のアイドルは練習生レベルにも満たないコが多いのです……が、
彼女たちは別にアスリートではないし、アイドルとしての魅力はオリンピックの競技のように単純に点数で評価できるものでもありません。
高校野球と大リーグの違いと同じで、単純にプレーのレベルは大リーグのほうが上かもしれませんが、高校野球には高校野球ならではの感動があるというロジックと一緒ですよ。
まあそこらへんが、日本のアイドルファンが、K-POPアイドルに同じようにのめり込めない理由だともいえます」
日本のアイドルはファンのニーズに合わせて進化していった。
AKB48の総選挙やじゃんけんでセンターを決めるといったプロレス的な仕掛けは、世界でも類を見ない独特のシステムだ。
こんなことができるほど、日本はアイドル文化が成熟しているといっていい。
ファンそれぞれの感情移入のベクトルが異なり、「点数付けのできない部分にこそ、語るべき魅力&ファンタジーがある」といった多面性を見せている。
「そしてもう一つ。日本のアイドルファンのニーズとして近年もっとも重要視されつつも、K-POPアイドルに欠けている要素といえば“親近感”でしょう。
これは単純に『国籍も言葉も違うから』といった話ではありません」
昔の『ザ・ベストテン』のようにランキング制を導入することが多い韓国の歌番組では、その週の1位を発表する場面が番組の目玉であり、特にガールズグループが初めて1位を取ったときなど、メンバーが感極まってボロボロ泣き崩れるシーンがなかばお約束になっているという。
「驚くべきはそのときのメンバーの言葉です。
『お世話になった○○会長、○○常務、歌唱指導の○○先生、ダンス教師の○○先生、マネージャーの○○さん……』と、
あらかじめ暗記しているかのごとく、スタッフへの感謝の言葉を述べるのです(笑)。
これが日本のアイドルだったら、まずファンへの感謝ありきでしょう」
超人的なパフォーマンスを誇る女性アスリートに感情移入できる一般男性などいない。
どうやらこの“親近感の薄さ”が日本のアイドルファンがK-POPにハマらない最大の理由といえそうだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/5845559/
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